「視界」と「視野」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「視界」と「視野」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「視界」「視野」の違いを分かりやすく説明していきます。

「視界」とは?

「視界」とは目を動かした上で見える範囲です。

眼球を動かすことで目は正面以外の様々な方向に向けることができますが、そうして目を向けて見える範囲を視界と言います。

目を動かすだけでなく首を回して顔ごと動かすと更に広い範囲を見回せますが、そのように顔を動かすことで見えるようになった範囲は視界に含みません。

あくまでも動かせるのは眼球までで、様々な方向に目を向けた上で見える範囲が視界になります。


「視野」とは?

「視野」とは目が一点を見つめている時に見える範囲です。

別の言い方をすれば目を動かさずに見える範囲とも言い換えられます。

顔を動かせば見える範囲はもちろん、眼球を動かせば見えるという範囲も含めません。

言ってしまえば目に見えている範囲が視野であり、視力が変わらなければ眼球がどの方向を向いていてもどれだけ動かせても視野の広さは同じです。

どのタイミングであっても見えている範囲がそのまま視野と言えます。


「視界」と「視野」の違い

「視界」「視野」の違いを、分かりやすく解説します。

目を動かせば見える範囲が「視界」で、目を動かさずに見えている範囲が「視野」です。

別の言い方をすれば「視界」は顔を動かさずに見ることができる範囲であり、「視野」は顔や目の向きを問わず見えている範囲と言い換えられます。

まとめ

「視界」は目を動かせば見える範囲なのに対して「視野」は目を動かさずに見える範囲であり、両者の違いは目を動かさないと見えない範囲を含めるかどうかと言えます。

両方とも目に見える範囲を指す言葉ではありますが、当然目を動かさないと見えない範囲も含める視界の方がより広い範囲を指す言葉です。

また視界と視野は目で見える範囲から転じて考えの範囲という意味でも使われますが、その場合においても視界の方がより広い範囲という意味合いで使われています。

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