この記事では、「見受けられない」と「見られない」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。
「見受けられない」とは?
「見受けられない」とは、何かの様子を見て取れない、確認することができない、といった意味を持つ言葉です。
例えば、原因を確認することができなかった場合「原因は見受けられない」などといった形で使用します。
また、「見受けられない」は敬語表現として使用することもあります。
ただし、その場合は、「見受けられませんでした」や「お見受けできません」などといった形で使用します。
「見られない」とは?
「見られない」は、「テレビが見られない」や「変化が見られない」など、視界に入ることができない、確認することができない、といった意味を持つ言葉になります。
目で見て、どんな状態なのか認めることができない状況を「見られない」と言います。
「見受けられない」と「見られない」の違いの違い
「見受けられない」と「見られない」の違いの違いを、分かりやすく解説します。
同じ「見る」ことでも、それぞれが持つ言葉の意味が異なる「見受けられない」と「見られない」。
「見受けられない」は何かの様子を見て取れない、確認することができない、といった意味を持ち、加えて、敬語表現として使用することもできる言葉になります。
一方、「見られない」は「テレビが見られない」など、視覚で捉えることができない状況を意味します。
そのため、「テレビが見られない」を「テレビが見受けられない」と置き換えることはできません。
「見受けられない」の例文
・『調査した結果、問題は見受けられない』
・『私たちからは原因があるように見受けられない状況です』
「見られない」の例文
・『父が野球中継を見ているため、大好きなドラマが見られない』
・『雲がかかっているので星が見られない』
まとめ
「見受けられない」と「見られない」は、以上のような違いに注意し使い分ける必要があります。