「胡乱げ」と「胡散臭い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「胡乱げ」と「胡散臭い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「胡乱げ」「胡散臭い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「胡乱げ」とは?

どこか怪しげな考え方したり、行動が見られる人を「胡乱げ」【うろんげ】といいます。

元々は中国で使われていた言葉が室町時代に「乱雑」といった意味で入り使われるようになった言葉です。

日本では不正確な言葉を発したり、行動しては人から敬遠される素性の怪しい者に対して使われるようになります。

由来は匈奴【きょうど】というモンゴルの民族が中国に攻め入ったとき、住民が酷く乱れた様から「胡乱」【うろん】というようになり、時代と共に変化していきました。


「胡散臭い」とは?

怪しい行動が目立つと疑いの目を向けたくなる人を「胡散臭い」【うさんくさい】といいます。

疑わしいことばかり話したり、行動する人とは関わりたくないと思う人の気持ちが込められている言葉でもあるのです。

このような人は何か悪巧みしそうなので、油断していると隙を狙われてお金を盗まれたり、騙す行動する場合があるため注意が必要と人と印象を与えます。


「胡乱げ」と「胡散臭い」の違い

「胡乱げ」「胡散臭い」の違いを、分かりやすく解説します。

正体が誰だか分からないためどこか疑わしいと感じる人の雰囲気や顔つき、行動を表すのが「胡散げ」です。

「家の前に胡散げな人がうろついている」といったように、行動がおかしいと感じる人を指します。

もう一方の「胡散臭い」は疑いたくなるような言動を見せる人に使う言葉です。

疑わしいと人に感じさせる雰囲気を出すところが信用できず、油断できないと思わせます。

「胡散げ」の例文

・『門の横に胡散げな顔した男性が校舎を見ているので気味が悪い』
・『雰囲気が胡散げな女性が深夜に家の前で行ったり来たりしていた』

「胡散臭い」の例文

・『訪問してきた営業マンは胡散臭い気がして追い払った』
・『兄が胡散臭いと思って後をつければ財布からお金を抜き取っていた』

まとめ

人に疑わしいと感じさせる雰囲気や行動する者に使う言葉をご紹介しました。

どういった表情するか、行動を見せるかに目を向けてみましょう。

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