この記事では、「空理空論」と「机上の空論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「空理空論」とは?
空理空論は、くうりくうろんと読むのが正解な言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、現実離れした役には立たない理論といった意味を持っている空理の漢字に、現実的ではない役には立たない議論といった意味を有する空論の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から空理空論は、実際からは掛け離れている役に立たない考えとか理論を示すのです。
「机上の空論」とは?
机上の空論は、きじょうのくうろんと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、机の上のといった意味の机上のの文字に、現実とは掛け離れた役立たない議論といった意味がある空論の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ机上の空論は、頭の中で考えただけの現実には役立たずな考えや理論を表すのです。
「空理空論」と「机上の空論」の違い
「空理空論」と「机上の空論」の違いを、分かりやすく解説します。
空理空論と机上の空論の文字表記を見比べると、空理と机上のという文字の違いがある事に直ぐに気付けるものです。
所が空論の漢字は共通しており、更にどちらも実際には役には立たない考えや理論、という同じ意味を表現する言葉となっています。
お陰で表現する意味はほぼ同じであるため、同じ様な場面で使用する事が可能な言葉同士です。
とはいえ言葉の認知度という面では違いがあり、空理空論よりも机上の空論の方が広く知られており、認知度がかなり高くなっています。
なので迷ったら机上の空論を用いた方が、相手には伝わり易いです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、共に実際から掛け離れているが故に役に立たない考えとか理論、という同じ意味を所有しています。
指し示す意味はほぼ同じなので、同じ場面で利用可能ですが、言葉としての知名度には差があるのです。
比較すると空理空論より、机上の空論の方が知名度がかなり高いので、意味が通じ易いという利点があります。