この記事では、「穴埋め」と「埋め合わせ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「穴埋め」とは?
窪んだところを埋めて平らにする行為を「穴埋め」【あなうめ】といいます。
このようなところから、職場では欠損している部分を自分が進んで埋めては補い、問題を解消して提出するときに使われている言葉です。
また、「部下の失態を穴埋めする」といった言い方すれば、代わりに自分が人の問題をうまく補うといった場面で使います。
「埋め合わせ」とは?
別のもので不足したところを問題なく足して解決することを「埋め合わせ」【うめあわせ】といいます。
例えば、遊ぶ約束していた人が急に用事を思い出して会えなくなったとき、「今日の埋め合わせをする」と別の日に必ず奢っては今日会えなかったお詫びするわけです。
主に、迷惑かけてしまった相手へ別のことで失態を補い、誠意を見せるという意味で使われています。
「穴埋め」と「埋め合わせ」の違い
ここでは「穴埋め」と「埋め合わせ」の違いを、分かりやすく解説します。
空白や損失といったものが出てしまったとき、別のことでうまく補っては問題を解決するのが「穴埋め」です。
「欠落部分を穴埋めする」といった言い方して、思わぬ問題が起らないよう早めに対策して補います。
もう一方の「埋め合わせ」は、迷惑かけた相手に対して別のやり方でお詫びする意味を込めて使う言葉です。
恋人や友人、同僚といった相手を対象に使われている言葉であり、幅広く使われています。
「穴埋め」の例文
・『村長は失った村人の信頼を穴埋めするために努力した』
・『店の赤字を穴埋めするため、店長は売れる商品を探し回った』
「埋め合わせ」の例文
・『デートに行けなかった埋め合わせとして、次の日に服を買ってあげた』
・『子供を預かってくれた埋め合わせするため、妹の服を縫ってあげた』
まとめ
「埋」を使った言葉ではありますが、意味に少し違いが見られます。
どのような問題が起きたとき使えばより言葉に見合う使い方ができるか勉強してみるといいでしょう。
