この記事では、「もちろん」と「当然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もちろん」とは?
もちろんは、勿論と漢字表記も可能な言葉です。
この言葉は勿論と漢字での表記が出来る事からでも理解出来る様に、漢語を由来にして生まれた言葉と言われています。
そのためもちろんは、論じる必要がない程に明確な様子、といった意味を表すのです。
要するに考える事もない程に、はっきりしている様を意味する言葉として使われています。
「当然」とは?
当然は、とうぜんと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、あてはまるや出くわす等の意味を持っている当の漢字に、その通りとかそのままといった意味を有する然の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。
以上の事から当然は、そうなるのが当たり前の事や、道理にかなっている様を示すのです。
世の中の大勢の人が、そう思っているというニュアンスが込まれた言葉として使われています。
「もちろん」と「当然」の違い
「もちろん」と「当然」の違いを、分かりやすく解説します。
もちろんと当然の文字表記を並べて比較すると、平仮名と漢字であり、全然違う文字が使用されている事に気付けるものです。
所がどちらの言葉も、明確であるといった同じ様な意味合いを所有している点がややこしかったりします。
とはいえ意味のニュアンスに違いがあり、もちろんは、議論するまでもなく明確である、という意味を表すのです。
一方の当然は、世の中の大半がそう思う程に明確な事、といった意味を示します。
まとめ
2つの言葉は共通する文字はなく、文字表記上はまるで似てはいません。
ですがどちらも、はっきりしている様を表現する言葉で、指し示す意味には似ている所があるのです。
ただし意味のニュアンスには相違点があるので、そこを把握すれば問題なく使い分けが出来ます。
ちなみにもちろんは、論じる必要性がない程にはっきりしている様という意味で使われる言葉です。
対する当然は、大多数の人がそう思う程にはっきりしている様子という意味の言葉として用いられています。