この記事では、「弊害」と「被害」の違いを分かりやすく説明していきます。
「弊害」とは?
「弊害」は「へいがい」と読みます。
意味は、「その行為や現象が、他に悪い影響を与えること」です。
あることを行うこと、または、あることが起きることが原因で、他の人や物にわざわいを与えることを表します。
「弊害」の言葉の使い方
「弊害」は名詞として「弊害がある・ない」「弊害を防ぐ」「弊害を与える」などと使われます。
「弊」は「物が破れてぼろぼろになる」「弱って生じた害悪」という意味、「害」は「そこなう」「傷つける」「順調な生存の妨げになるもの」という意味、「弊害」で「ある良くないことが、順調なものの妨げに影響すること」になります。
基本的に、それが他に与える悪い影響に使われます。
「被害」とは?
「被害」は「ひがい」と読みます。
意味は、「他から危害やわざわいなどをこうむること、またはその危害やわざわいのこと」です。
人や自然などが起こす害悪が、自分にふりかかってくることを表します。
「被害」の言葉の使い方
「被害」は名詞として「被害にあう・あった」「被害をこうむる」「被害総額」などと使われます。
「被」は「こうむ(る)」とも読み「上からおおう」「かぶせる」から転じて「よくないことを身に受ける」という意味、「害」は「そこなう」「傷つける」「順調な生存の妨げになるもの」という意味、「被害」で「順調なものの妨げになるよくないことを身に受けること」になります。
基本的に、害悪を直接こうむることに使われます。
「弊害」と「被害」の違い
「弊害」は「ある良くないことが、順調なものの妨げに影響すること」、それが他に与える悪い影響に使われます。
「被害」は「順調なものの妨げになるよくないことを身に受けること」、害悪を直接こうむることに使われます。
まとめ
今回は「弊害」と「被害」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。