この記事では、「聞き上手」と「傾聴力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「聞き上手」とは?
相手の話にうまく受け答えし、相手に気持ちよく話させることができる人をいいます。
ただ話を聞くだけではなく、相手の話に共感を示したり適切なタイミングで話を促したりすることで相手も話やすくなります。
それから話している相手と意見が違っていても、遮ったりせずに耳を傾けられるといったことも聞き上手な人の特徴です。
「傾聴力」とは?
傾聴力とは、相手の話を心に寄り添いながら熱心に耳を傾けて聞く能力のことをいいます。
相手のことを理解することや言い出しづらい話題を上手く引き出すために必要な能力とされます。
傾聴力があると、相手とのコミュニケーションにより深く信頼できる関係が築けます。
カウンセリングの際に用いられるスキルでもあり、コミュニケーション能力の1つとされます。
「聞き上手」と「傾聴力」の違い
聞き上手は相手が話をしやすい環境を作るのが上手で、相手から話を引き出せる人です。
それに対して傾聴力は、相手の話に熱心に耳を傾ける能力のことを指しています。
そのため傾聴力を持っている人が、聞き上手と言い換えることもできます。
傾聴力はビジネスの分野でも注目されています。
「聞き上手」の例文
・『初対面だったけれどAさんは聞き上手なので話が弾んだ』
・『聞き上手な先生は子ども達からも信頼されている』
・『聞き上手になるには相手の気持ちに寄り添うことが大切だ』
「傾聴力」の例文
・『カウンセリングでは傾聴力が求められる』
・『傾聴力があるインタビュアーだと意外なエピソードが引き出せる』
・『話を聞いているとつい反論してしまうので私には傾聴力がない』
まとめ
聞き上手とは相手に気分よく話をさせることができる人で、傾聴力は相手の話に熱心に耳を傾け聞く能力のことをいいます。
傾聴力がある人は、聞き上手であることが多いです。