この記事では、「届いていない」と「届かない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「届いていない」とは?
「届いていない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「郵便や宅配便で送った品物が、相手の手に渡っていない状態であること」という意味です。
2つ目は「気持ちや注意などが、十分に行き渡っていない状態であること」という意味です。
「届いていない」の言葉の使い方
「届いていない」は動詞として「届いていない・いなかった」と使われることが多くなります。
「届いて」は動詞「届く」の連用形「届き」に、接続詞「て」が付いた「届きて」の音変化、「いない」は動詞「居る」の否定形になります。
「届く」は「送った品物や郵便物が相手の所に着く」「注意などが十分に行きわたる」という意味、「いる」は、動詞連用形に接続助詞「て」が付いた形に付き、「動作・状態が続いて、現在に至ることを表す語」、「届いていない」で「送った品物が、相手の所についていない状態が続いて、現在に至ること」「意識が十分に行き渡っていない状態が続いて、現在に至ること」になります。
「届かない」とは?
「届かない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「郵便や宅配便で送った品物が、相手の手に渡らないこと」という意味です。
2つ目は、「ものごとの度合いが、ある基準に達しないこと」という意味です。
「届かない」の言葉の使い方
「届かない」は動詞として「届かない・届かなかった」と使われることが多くなります。
動詞「届く」の未然形「届か」に、打消しの意味の助動詞「ない」が付いた語です。
上で紹介した「届いていない」とほぼ同じ意味ですが、「届かない」は単純に事実を伝える表現で、その状態が改善されるのかまでは含みません。
「届いていない」と「届かない」の違い
「届いていない」は「送った品物が、相手の所についていない状態が続いて、現在に至ること」「意識が十分に行き渡っていない状態が続いて、現在に至ること」です。
「届かない」は「送った品物が、相手の所についていないこと」「ものごとの度合いが、ある基準に達しないこと」、単純に事実を伝える表現です。
まとめ
今回は「届いていない」と「届かない」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
