「墓穴を掘る」と「自業自得」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「墓穴を掘る」と「自業自得」の違いとは?違い

この記事では、「墓穴を掘る」「自業自得」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「墓穴を掘る」とは?

自分の身を自らの行為によって滅ぼしてしまう原因を作るという意味がある言葉を「墓穴を掘る」【ぼけつをほる】といいます。

言葉の由来は、人から請け負っては呪いの仕事していた陰陽師【おんみょうじ】にあり、呪うという行為によって自分にもいずれ同じような報いがくるので、墓穴を2つ用意しておく必要性があるところからきている言葉です。


「自業自得」とは?

仕出かした自分の悪い行為により、本人にその報いが襲い掛かるという意味がある言葉を「自業自得」【じごうじとく】といいます。

例えば、人を泣かせようと暗闇で待機していれば通報され、警察に尋問されてしまうのです。

このように、自分が犯した業により自らに悪い出来事が起きては反省するべく事態に陥るという意味があります。


「墓穴を掘る」と「自業自得」の違い

「墓穴を掘る」「自業自得」の違いを、分かりやすく解説します。

自らの行為によりその報いがいずれ自分に降りかかってくるので、注意が必要という意味で使われている言葉が「墓穴を掘る」です。

身を滅ぼしてしまう愚かな行為したり、考えで周囲を困惑させた人の行為を指します。

もう一方の「自業自得」は、自分の行為によってその報いが後にくるという意味があり、周囲からすれば馬鹿な行為だと笑ってしまう行動を指すのです。

「墓穴を掘る」の例文

・『夜通しで物を作り上げたが、腱鞘炎になって墓穴を掘る』
・『お金があるからと人に奢っては使い果たした男は墓穴を掘った』

「自業自得」の例文

・『鍋を焦がしたのは、電話でお喋りしていて集中しないからで自業自得だ』
・『夜遅くまで漫画を読んで時間通りに起きられないのは自業自得だ』

まとめ

とても似ている意味がある言葉を2つ取り上げましたが、いずれも自分が原因で問題が起きるとき使います。

どのような状況で使うかに着目して使い分けてみましょう。

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