この記事では、「取れる」と「外れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「取れる」とは?
くっついていたものが離れて落ちるという意味です。
服にくっついているボタンのことで説明をします。
たいていの服は、糸でボタンが服につけられています。
何度も洗濯をしていたりすると、だんだんと糸がゆるんできて、服からボタンが離れて落ちてしまうことがあります。
その状態がこの言葉が意味するものにあてはまります。
本は時間が経つと表紙がボロボロになってくることがあります。
児童書は子どもが乱暴に扱うこともあり、特に表紙が傷みやすいです。
そうして、本から表紙が離れて落ちてしまうことがあります。
このことを「表紙が取れる」といいます。
「外れる」とは?
かけたり、とめたりした場所から抜け出るという意味です。
ボタンのことで説明をします。
ボタンは、穴にかける形で使用をします。
穴にかけたつもりでも、ときどきその穴からボタンが抜け出てしまうことがあります。
ボタン自体は服にくっついていますが、穴には入っていない状態です。
このよう状態がこの言葉が意味するものです。
障子は、床や天井の溝にはまる形になっています。
この溝から抜け出てしまうことを「障子が外れる」といいます。
「取れる」と「外れる」の違い
「取れる」と「外れる」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、くっついていたものが離れ落ちるという意味です。
ボタンのことでいえば、ボタンは服にくっついていない状態になっています。
後者は、かけたり、とめたりした場所から抜け出るという意味です。
ボタンのことでいえば、ボタンは服にくっついていますが、穴には入っていない状態です。
前者は離れ落ちる、後者は抜け出るという意味を持つ点に違いがあります。
まとめ
同じような物事に使われる2つの言葉ですが、一方はくっついていたものが離れ落ちること、もう一方はかけたりしていたものが抜け出ることで、意味が異なります。