「副産物」と「連産品」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「副産物」と「連産品」の違いとは?違い

この記事では、「副産物」「連産品」の違いを分かりやすく説明していきます。

「副産物」とは?

副産物は、ふくさんぶつと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、序でに起こるや添えて助けとするといった意味を持っている副の漢字に、ある事が背景にあってうみだされるものといった意味を有する産物の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ副産物は、ある製品を製造する過程でそれに付随する形で得られる別の産物、という意味を表すのです。

副の漢字が付く事から分かる様に、あくまで別の産物がメインとなっています。


「連産品」とは?

連産品は、れんさんひんか、れんさんぴんと読まれている言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、つらなるとか、結びつなぐ等といった意味の連の漢字に、生産品や産出する品といった意味がある産品の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。

以上の事から連産品は、同一原料を同一工程で加工している際に、主副という関係性がない2種類以上の製品が生産されるケースでの生産品を表すのです。


「副産物」と「連産品」の違い

副産物と連産品の漢字表記を比較してみると、副と物に、連と品という漢字の違いがある事に直ぐに気付けます。

所が真ん中にある産の漢字は共通しており、どちらも製造中に別の物が生まれる、という似た意味を持っている点が厄介な部分と言えるのです。

とはいえ副産物は、メインの製造物が別にあって文字通り、主副の副にあたる物を表します。

一方の連産品は、同じ製造過程で2種類以上の製品が生まれるものの、主副という関係性がない生産品を示すのです。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字が存在するだけでなく、どちらも製造中に2種以上の物が誕生する事を意味する言葉となっています。

ただし意味合いには相違点があり、副産物はあくまでメインは別の物で、序でに作られる物といった意味の言葉として使われているのです。

対する連産品は、製造過程で主副関係性がない2つ以上の製品が製造される場合での生産品という意味で用いられています。

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