この記事では、「自分のルーツを辿る」と「自分のルーツを知る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自分のルーツを辿る」とは?
「自分のルーツを辿る」とは、「自分の祖先や家系の発祥などを過去にさかのぼって調べること」です。
自分の生い立ちではなく、更に過去の祖先まで調べて、どこの地のどの様な家系なのかまでさかのぼって調べていくことを表します。
「自分のルーツを辿る」の言葉の使い方
「自分のルーツを辿る」の「ルーツ」とは、英語の「roots」が日本語化した言葉で、「植物の根」「出身」「出自」「祖先」「生まれ故郷」という意味、「辿る」は「筋に沿ってめざす方向へ進む」から転じて「筋道を追ったり、手がかりを頼ったりして次々に探し求めていく」という意味です。
「辿る」を使うことで、簡単に解る自分のことだけではなく、祖先につながる手がかりを探し求めることを表しています。
「自分のルーツを知る」とは?
「自分のルーツを知る」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「自分の生い立ちについて調べること」です。
2つ目は「自分の生い立ちについて、他人から聞き及ぶこと」です。
「自分のルーツを知る」の言葉の使い方
「自分のルーツを知る」の「知る」は「ものごとの存在・発生などを確かにそうだと認める」「把握する」「理解する」という意味で、自ら調べて理解することだけではなく、たまたま情報を得ることも含みます。
また、「次々に」という意味はない為に、「自分自身の出生について理解すること」を表す意味で使われます。
「自分のルーツを辿る」と「自分のルーツを知る」の違い
「自分のルーツを辿る」は「自分のことだけではなく、祖先につながる手がかりを探し求めること」です。
「自分のルーツを知る」は「自分自身の出生について理解すること」です。
「自分のルーツを辿る」の例文
「自分のルーツを辿る」の例文は以下の通りです。
・『江戸時代まで自分のルーツを辿る』
・『自分のルーツを辿ると海外になる』
・『家系図で自分のルーツを辿る』
「自分のルーツを知る」の例文
「自分のルーツを知る」の例文は以下の通りです。
・『育ての親から聞いて自分のルーツを知る』
・『自分のルーツを知る為に旅に出る』
・『昔のアルバムを見て自分のルーツを知る』
まとめ
今回は「自分のルーツを辿る」と「自分のルーツを知る」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。