この記事では、「のめり込む」と「めり込む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「のめり込む」とは?
「のめり込む」には、「熱中する」「夢中になる」といった意味合いがあり、目の前の物事に対して意識を集中させている様子を表す言葉です。
例えば、「小3の息子はプラモデル作りにのめり込んでいます」といった使い方があり、好きなことに夢中になっている様子が伺えます。
気持ちが前面に押し出されている様子を「前のめり」と表現する場合がありますが、「のめり込む」は、「のめり」が「入れ込んでいる」状態ともいえるでしょう。
「のめり」は、「前に傾くこと」という意味の「のめる」の連用形で、「のめり込む」「前のめり」といった言葉に活用されています。
「めり込む」とは?
「めり込む」の「めり」は、「のめり込む」の「のめり」を連用形にしたもので、前に傾き倒れる状態を指す言葉です。
「めり込む」の特徴としては、ある物に対して力が加わり押し込まれている状態を意味します。
また、物体の重みによって押し込まれる状態も「めり込む」と表現されます。
例えば、「激しい衝突により、めり込んでしまった」などのように使うことができます。
「のめり込む」と「めり込む」の違い
「のめり込む」と「めり込む」には、どちらも「のめり」の意味合いが含まれており、「前に倒れ込む」といったニュアンスがあります。
「のめり込む」と「めり込む」は、「のめる」の連用形「のめり」から成り立ちますが、「のめり込む」は精神的な状態として「熱中する」「夢中になる」「意識を集中させている」といった意味となり、「めり込む」は物理的な作用や状態として、力が加わり押し込んでいる状態、また押し込まれている状態を表しています。
まとめ
いかがでしたか。
「のめり込む」と「めり込む」は、「のめる」という言葉に由来することがわかります。
「趣味にのめり込む」と「壁にめり込む」のような使い方からも、そのニュアンスの違いが感じられるでしょう。