最近人事育成に力を入れている会社においては「メンタリング」という制度を設けていることが多くなっています。
それでは、この「メンタリング」とはどういう意味でしょうか。
また、「コーチング」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「コーチング」と「メンタリング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コーチング」とは?
「コーチング」とは、英語の「coaching」をカタカナで表記したもので、「指導する」という意味です。
多くの場合は相手が考えている疑問や問題に関して「コーチ」と呼ばれるひたが助言を行なって解決するという流れになります。
目的やアプローチとしてはスポーツにおけるコーチと同じです。
「メンタリング」とは?
「メンタリング」とは、英語の「mentoring」をカタカナで表記したもので、「知識や技能、経験などを授ける」という意味の言葉です。
与える方を「メンター」、受ける方を「メンティー」と呼び、ある程度の時間をかけて「メンター」の経験をもとにしたやり方が「メンティー」の身につくようにすることを目指します。
「メンター」として有名なのは最初のスターウォーズに登場するヨーダでしょう。
「コーチング」と「メンタリング」の違い
「コーチング」と「メンタリング」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ひとを育てるための方策であることは同じですが、根本的にやりかたが違います。
最も大きな違いは「メンタリング」が「メンター」が持っている方法や技術を「授ける」ことをメインにしているのに対して、「コーチング」では、あくまでも「指導する」ことがベースになっているという部分です。
この違いのために、アプローチも「メンタリング」が一方的な教授である場合が多いのに対して、「コーチング」は対話で進められます。
まとめ
この記事では、「コーチング」と「メンタリング」の違いを、解説してきました。
この2つは今では人事制度の中で大きな役割を持ちつつあります。
アメリカの大企業などではすでに30年以上前から行われていたものなので、日本でも定着するのは当然でしょう。