この記事では、「鷹揚」と「おおらか」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「鷹揚」とは?
心に余裕があり、おおらかな人で品があるという言葉を「鷹揚」【おうよう】といいます。
上品な性格であり、問題が起きても簡単には動じず、恐れないので逃げない人を指す言葉です。
小さな事には目を向けず、前向きに物事へ取り組む姿勢は素敵と言えます。
元々は空を優雅に飛ぶ鷹の姿からは何も怖くないという気持ちが感じられ、堂々と飛ぶ姿は落ち着いた人間のようといった意味がある言葉です。
「おおらか」とは?
いつでもゆったりした面持ちの人を「おおらか」といいます。
心が大らかな人であるので、人の弱い部分をほじくるようなことはしません。
小さな失敗で落ち込まず、人を責めない心にゆとりがあるところが周囲を魅了するのです。
それほど「大らかな話しぶり」に人々は尊敬し、上に立って先導してもらいたいと思う人になります。
また、こせこせしないで、気持ちが「おおらか」で大人な男性を褒める場面でも使う言葉です。
「鷹揚」と「おおらか」の違い
「鷹揚」と「おおらか」の違いを、分かりやすく解説します。
このような人は悠然と立ち振る舞うところが女性らしく、上品で男性の目を惹きつけるという意味がある言葉を「鷹揚」といいます。
恐れず物事に取り組む人の行動や物の考え方を指すわけです。
もう一方の「おおらか」は小さな事に拘らず、人柄が良く、広い心を持つ人を指します。
主に広い心を持ち、困っている人の性質に目を向けていますが、「鷹揚」は心に余裕があるところに焦点を当てているのが違う点です。
「鷹揚」の例文
・『いつも鷹揚に構えている兄は男らしく、格好良く見える』
・『鷹揚な態度で仕事する上司に部下はついて行くと決心した』
「おおらか」の例文
・『おおらかで異なる意見に耳を傾けられる男性は異性を惹きつける』
・『おおらかな女性は部下の過ちを素直に受け入れて改善を図る』
まとめ
気持ちに余裕がある人を指す言葉ですが、どのような態度や行動するか調べてみれば、意味が通じるうまい使い方ができるようになるでしょう。