この記事では、「たまに」と「しばしば」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たまに」とは?
「たまに」の「たま」=「偶/適」は「まれであること」や「めったにないこと」などの意味を含める言葉です。
したがって、「たまに」は「まれに」や「ちょいちょい」などのニュアンスを表す言葉になります。
「しばしば」とは?
「しばしば」は「同じ事が度々、繰り返して行われる様」を意味する言葉です。
「しばしば」の使い方
「しばしば」は副詞として使われています。
「たまに」と「しばしば」の違い
「たまに」は「まれであること」や「めったにないこと」という意味を含める言葉です。
一方、「しばしば」は「同じ事が度々、繰り返して行われる様」という意味を含める言葉になります。
「まれであること」も「度々繰り返されること」も「常にではない」という意味合いを表すので、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。
「たまに」と「しばしば」と同じような意味合いを表す言葉には他に「度々」や「ちょいちょい」、「ちょくちょく」、「ときたま」などがあります。
「たまに」の例文
・『彼は気の利く性格をしているが、抜けていることがたまにある』
・『彼女はおとなしい性格をしているが、たまに突然怒り出すことがある』
・『私の父は休みの日など、たまに母の掃除を手伝うことがある』
・『子どもの頃はたまに祖父に連れられて山へ登ったものだ』
「しばしば」の例文
・『この社会問題は十数年前からしばしば問題に上がることがある』
・『彼と彼女はとても仲が良いが、しばしば大ゲンカすることがある』
・『先生の話はとても面白いが、しばしば話が分かりづらい時がある』
・『この地域は夏場にしばしば激しい夕立が起こるので注意しなければならない』
まとめ
「たまに」と「しばしば」はどちらも同じような意味合いを表すため、二語は類義語の関係に当たるということでした。