「フラットドリル」と「エンドミル」の違いとは?分かりやすく解釈

「フラットドリル」と「エンドミル」の違いとは?違い

見た目は似ているが用途は全くの別物?

この記事では、「フラットドリル」「エンドミル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「フラットドリル」とは?

文字通りに先端が尖っていない、平面状のドリルだと思っていいでしょう。

比較的新しい技術であり、穴を掘る事や開けるために特化したと言って構いません。

穴を開ける際に先端が角度がついている場合には曲面に穴を開けようとする場合に設置面に食いつく前に荷重が分散して難儀する事があるでしょう。

こういったシーンでフラットドリルは効率の違いを見せる事が可能です。


「エンドミル」とは?

切削工具であり、比較的古くから存在していました。

芯が太く外周径に2枚刃以上の刃を備えており、その刃にて軸に対して直交する方向へ穴を拡げるのが特徴だと言えるでしょう。

また刃先の形状も多数存在します。

一般的な「スクエアエンドミル」の他に外周刃に溝がついた「ラフィングエンドミル」や先端がボール状の「ボールエンドミル」が存在。

ラジアスやテーパーまで含めると5種類あり、用途に分けて使い分け可能になっています。


「フラットドリル」と「エンドミル」の違い

「フラットドリル」「エンドミル」の違いを、分かりやすく解説します。

活躍する場面が大きく違ってきます。

「フラットドリル」が得意なのは非平面状、曲面に対しての穴開けだと言って構いません。

一方の「エンドミル」は横おくり・溝加工が得意分野だと思っていいでしょう。

平面に対して傾斜角度をつけた溝を切削するなど、総じて立体的な作業ができるのも「エンドミル」の特徴になります。

「フラットドリル」の形状がほぼ1つであるのに対して「エンドミル」は5種類が存在し、用途によって使い分け可能なのも特徴だと言っていいでしょう。

まとめ

「フラットドリル」は平面に穴開けるのはもちろん、切削面が曲面の場合の穴開けには絶大なる役割を果たしてくれる事でしょう。

一般的なドリルとは違い先端が平らになった刃状態になっています。

一方の「エンドミル」は先端の形状が5種類。

さらには外周に2枚以上の刃がついているのが特徴だと言って構いません。

平面への穴開けには向いておらず、一番適しているのは横おくり・溝加工になります。

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