この記事では、「参考までに」と「参考として」の違いを分かりやすく説明していきます。
「参考までに」とは?
まず、「参考」は「何かをしようとする時に他人の意見や他の事例を自分の考えを決める材料とすること」という意味を表す言葉です。
そして、「参考までに」は考える材料程度に情報を伝えたり求めたりする際に使われる表現であり、「良かったら参考にしてください」や「良かったら判断の材料にしてください」という意味を表すフレーズです。
「参考として」とは?
まず、「として」は「○○の資格で」や「○○の立場で」、「それまでの話の内容をひとまず保留して、別の話題へ変えるという意味を表す語句」、「打消しの語を伴って、例外なく全部である意味を表す語句」、「○○で」という意味を含める言葉です。
そして、「参考として」は「参考のための材料として」や「判断材料として」という意味合いを表すフレーズになります。
「参考までに」と「参考として」の違い
「参考までに」は「良かったら参考にしてください」や「良かったら判断の材料にしてください」というニュアンスを表すフレーズであり、「参考として」は「参考のための材料として」や「判断材料として」というニュアンスを表すフレーズになります。
「参考までに」の例文
・『ご参考までにこちらの資料をご覧ください』
・『ご参考までにお手元に資料を用意させていただきました』
・『ご参考までにイベントの日程をお送りさせていただきます』
・『概要をまとめた資料を掲載しておりますので、ご参考までにご確認ください』
「参考として」の例文
・『参考として、資料を渡すので検討材料にしてほしい』
・『参考として、こちらの動画を見てもらいたい』
・『参考として、過去の経歴をまとめた書類を送るので確認してほしい』
・『参考として、被害者の両親にも聞き込みを行うことにした』
まとめ
「参考までに」と「参考として」はそれぞれ別の意味合いを表すフレーズということでした。
