例えば、誰かが発言したことに関して言及する場合には2つの言い方があることになんとなく気がついていると思います。
「言った」を例にすると「言いました」と「言っていました」というのがそれです。
それでは、この「言いました」とはどういう意味でしょうか。
また、「言っていました」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「言いました」と「言っていました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言いました」とは?
「言いました」とは、いうまでもなく、誰かが何かを言ったということを話す時に使う言葉です。
極めて一般的に使われるために、この言葉自体がもっている効果に関しては意識することはありませんが、単に事実を伝えるだけではなく、その言った人の状況を伝えるという意味があります。
「言っていました」とは?
「言っていました」とは、いうまでもなく、誰かが何かを言ったということを伝えるために使う言葉です。
多くの場合はいま話している人に対して第三者の意見を話すような時に使われます。
「言いました」と「言っていました」の違い
「言いました」と「言っていました」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、似たようなシチュエーションで使われる言葉で、意味も同じように感じますが、大きな違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するならば、会話している人に対して「伝聞」の用途で使うのが「言っていました」であり、「参照」の用途で使うのが「言いました」ということになります。
次の項の例文を見れば明確になるはずですが、この違いはその話に関する自分の関わり方の違いとも言えます。
つまり、「言っていました」に関しては自分が聞いたことであるのが普通ですが、「言いました」に関しては自分が聞いてなくても本にのっていることや、ネットに書いてあることでも構いません。
「言いました」の例文
・『あの人はここに来ると言いました』
・『あの芸能人は今日結婚したと言いました』
「言っていました」の例文
・『あの人はここに来ると言っていました』
・『あの友人は結婚すると言っていました』
まとめ
この記事では、「言いました」と「言っていました」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。