「語彙力」や「言語力」は言葉の力を表す時に使います。
この記事では、「語彙力」と「言語力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「語彙力」とは?
「語彙力」とは物事や事象を説明する能力や、言葉を他の表現や比喩などを使って分かりやすく説明する力を示す時に使う言葉です。
この言葉に使われている「語彙」は単体や個別の言葉や単語を示すものではなく、単純にこれらを暗記しても「語彙力」は身に付きません。
「語彙力」とはその場や状況、相手に合わせて適切な言葉を用いて分かりやすく表現する能力であり、これらの「語彙」は歴史や文化によって変化していきます。
「言語力」とは?
「言語力」とは言語に関わる能力を示す言葉であり、様々な場面で使うことが可能です。
日本で使われている「言語力」は「日本語力」や「国語力」と同じものと捉えられており、こちらは義務教育の国語で習います。
「言語力」は自分の言語に関わる能力以外にも、学習した外国語に対して使うことも可能です。
「言語力」の類義語には「語学力」があり、こちらは外国語などを学習して実際に使用する能力を示す言葉です。
「語彙力」と「言語力」の違い
「語彙力」とは物事を説明する能力や分かりやすく話す力を示す言葉です。
「言語力」は言語に対する基礎的な能力を示す言葉であり、日本語の場合は「国語力」とも呼ばれています。
「語彙力」の例文
・『自分は語彙力がないので、読書感想文がとても苦手でした』
・『語彙力を高めるためにはクロスワードパズルなどが有効です』
「言語力」の例文
・『人間の言語力は幼いうちから学習することで高めることが可能です』
・『基礎的な言語力は中学校で身に付きますが、自分は小さいころから読書で色々な言葉を学びました』
まとめ
「語彙力」は物事を説明する力や分かりやすく表現する力であり、単純な単語を覚えるだけでは身に付きません。
「言語力」は義務教育で学ぶものとなっています。