「愕然」と「驚愕」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「愕然」と「驚愕」の違いとは?違い

この記事では、「愕然」「驚愕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「愕然」とは?

「愕然」の読み方は「がくぜん」です。

意味は非常に驚くさま。

「愕然」「愕」には、驚く、驚き慌てる、といった意味があります。

非常に強い衝撃を受け驚く様子を「愕然」と言います。

「愕然とした」「愕然たる思い」「愕然とした様子」などといった形で使用します。

また、類語には「驚嘆」「驚き」「目から鱗が落ちる思い」などがあり、対義語は何事もなかったように落ち着き払っているさまを意味する「平然」です。


「驚愕」とは?

「驚愕」の読み方は「きょうがく」です。

意味は非常に驚くこと。

「驚愕」には、驚くといった意味を持つ漢字が2つ用いられています。

そのことからもわかるように単に驚くだけではなく、非常に驚いていることを意味する言葉になります。

「驚愕した」「驚愕の安さ」「驚愕の事実」などといった形で使用します。

また、類語には「ショック」「有らぬこと」「衝撃」「センセーショナル」などがあります。


「愕然」と「驚愕」の違い

「愕然」「驚愕」の違いを、分かりやすく解説します。

「愕然」「驚愕」は、どちらも非常に驚くことを意味する言葉となり大きな違いはありません。

そのため、基本的にどちらを用いても問題のない言葉になります。

そのうえで、驚きの度合いを比較した場合、「驚愕」よりも「愕然」の方が大きくなります。

そのため、より驚いたことを表現したい場合には「愕然」を使用します。

「愕然」の例文

・『期待していたにも関わらず、あまりにもお客様の入りが悪く愕然としました』
・『できたと思っていたテストの点数が悪く愕然とした』

「驚愕」の例文

・『新装開店したお店に商品価格は驚愕の安さでした』
・『片思いしていた彼女が結婚すると聞き驚愕した』

まとめ

以上のことから、「愕然」「驚愕」はほぼ同じ意味を持つ言葉となり、どちらを用いてもさほど大きな違いはありません。

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