「なかなか」と「とても」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「なかなか」と「とても」の違いとは?違い

この記事では、「なかなか」「とても」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なかなか」とは?

「なかなか」には、予想した程度を上回るさまといった意味があります。

また、物事が予想していたようには簡単に実現しないこと、といった意味もあります。

例えば、「なかなかの美味しさ」という場合、予想していたよりも美味しいことを意味します。

また、「なかなか会えない」の場合は思い通りに会うことができないことを意味します。


「とても」とは?

「とても」には、程度のはなはだしいさま、どのようにしても実現しない気持ち、結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ち、よりよい内容を望む気持ち、といった意味があります。

例えば、「とても素晴らしい」の場合、単に素晴らしいのではなく、非常に、大変、素晴らしいことを意味します。

そのほか、「とても無理なこと」の場合は、どのようにしても実現しないことを意味しています。


「なかなか」と「とても」の違い

「なかなか」「とても」の違いを、分かりやすく解説します。

「なかなか」「とても」共に程度を意味する言葉になります。

そのうえで、「なかなか」の場合は予想していた程度を上回る意味を持つ一方、「とても」は非常に、大変、といったように程度のはなはだしいさまを意味する言葉になります。

そのため、「なかなか美味しい料理」「とても美味しい料理」といった言葉を比較した場合、「とても美味しい料理」の方がより美味しいことを表現した言葉になります。

「なかなか」の例文

・『彼に紹介してもらったお店は、なかなかの評判の良いお店でした』
・『仕事が忙しく、なかなか故郷に帰ることができない』

「とても」の例文

・『実家に帰ると毎回、とても食べきれない量のご飯が食卓に並びます』
・『今日は、とても綺麗に星が見えます』

まとめ

以上のように、それぞれ、いくつかの意味を持つ2つの言葉ですが、その中でも程度において違いのある「なかなか」「とても」になります。

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