「飲み込む」と「吸い込む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「飲み込む」と「吸い込む」の違いとは?違い

「飲み込む」「吸い込む」は双方とも口の中に何かを入れることに関する言葉ですが、詳細な意味合いが異なったり、上記とは別の意味で使われたりすることもあります。

この記事では、「飲み込む」「吸い込む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「飲み込む」とは?

「飲み込む」「のみこむ」と読む言葉で、「何かを飲んで喉を通す」または「噛まずに丸飲みする」ことを意味します。

そのほか、「あくびや言いそうになった文言を抑えて出さないようにする」「自然などが取り囲んだり、中に引き込んで外部に出さないようにしたりする」「理解または納得する」という意味も持っています。


「吸い込む」とは?

「吸い込む」「気体や液体などを吸って中まで入れる」という意味があり、「すいこむ」と読みます。

また、「人や物などを包み込んだり、中の方に引き入れたりする」といった意味で使われることもあります。


「飲み込む」と「吸い込む」の違い

「飲み込む」「吸い込む」の違いを分かりやすく解説します。

「飲み込む」には4つの意味があるのに対し、「吸い込む」は2つの意味を持っています。

「飲み込む」が持つ意味の1つ目は「何かを飲んで喉を通す、あるいは噛まずに丸飲みすること」、2つ目は「あくびを抑えたり、口から出そうになった言葉を言わないようにしたりすること」、3つ目は「自然などが何かを取り囲む、及び中の方に引き込んで外部に出さないようにすること」、4つ目は「理解や納得すること」になります。

一方、「吸い込む」が含む意味の1つ目は「気体や液体などを吸って中まで入れること」で、2つ目は「何かが人や物などを包み込む、または中に引き入れること」になります。

「飲み込む」の例文

「飲み込む」「〜を飲み込む」のように使うのが一般的です。

日常生活を中心に幅広い場面で使える言葉です。

・『加齢と共に、食べ物を飲み込む筋肉が低下していく』
・『嫌味を言おうと思ったが、こらえてぐっと飲みこむ』
・『大津波が街を一瞬で飲み込む』
・『彼は作業手順を飲み込むのが早い』

「吸い込む」の例文

「吸い込む」「〜を吸い込む」のように使います。

人だけでなく、物に対して使われることもあります。

なお、「人や物などを包み込んだり中の方に引き入れたりする」という意で使用する際は「〜に吸い込まれる」と表すのが自然です。

・『腹式呼吸では息を深く吸い込むことが重要です』
・『掃除機がゴミやホコリを吸い込む』
・『疲れがひどいときは布団に入ってすぐに眠りに吸い込まれる』

まとめ

「飲み込む」「何かを飲んで喉を通す、あるいは噛まずに丸飲みすること」を含む4つの意味があり、「吸い込む」「気体や液体などを吸って中まで入れること」を含む2つの意味を持っています。

両者の意味や使用方法を学んで、シーンに応じて使い分けましょう。

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