物事を筋道に沿って考えることを表す言葉には「理屈」や「理詰め」があります。
この記事では、「理屈」と「理詰め」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理屈」とは?
「理屈」とは物事の筋道や道理を示す言葉であり、論理的に考える時に使います。
「理屈」はこれ以外にもこじつけや無理につじつまを合わせた考え方を示す時にも使うことが可能です。
「理屈」はこのことからネガティブな意味でも使われる言葉であり、人の性格を表す時にも使います。
「理屈」を使った言葉には「屁理屈」がありますが、こちらは無理矢理結び付けた考えやこじつけ、筋道の通らない思考などを示す時に使います。
「理詰め」とは?
「理詰め」とは論理や「理屈」を用いて押し通すことを示す言葉です。
「理詰め」は学問や仕事の場面から、人の性格を表す時にも使うことが可能です。
「理詰め」は基本的にネガティブな意味で使われる言葉であり、度を超したものはパワハラやアカハラとなる可能性があります。
「理詰め」は自分の考えを押し通すことが主眼となっているので、論理的な思考や判断とは程遠いものも多く存在します。
「理屈」と「理詰め」の違い
「理屈」は筋道や道理に沿って考えることを示す言葉であり、論理的な考え方を示す時にも使うことが可能です。
「理詰め」はこの「理屈」を用いて考えを押し通す時に使う言葉であり、非論理的な考えや思考となるものも多く存在します。
「理屈」の例文
・『彼は理屈っぽいところがありますが、才能と閃きに関してはいつも助けられている』
・『犯人の屁理屈も名探偵には全く通じず、アリバイは見事に破られた』
「理詰め」の例文
・『検察官は理詰めで犯人を追い詰めました』
・『上司が毎回理詰めで問いただしてくるので、ストレスが大きいですね』
まとめ
「理詰め」は「理屈」を用いて考えを押し通すことを示す言葉です。
そのため「理詰め」は基本的にネガティブな意味でしか使われません。