この記事では、「授賞式」と「受賞式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「授賞式」とは?
「授賞式」の「授賞」の意味は、賞を授与することです。
「授与」とは、授け与えることを意味することから、「授賞」は何らかの賞を与える側が用いる言葉になります。
つまり、「授賞式」は、賞を授け与える立場の人が使用する言葉になります。
また、賞を授けるということから上から目線の言葉とも言えます。
「受賞式」とは?
「受賞式」の「受賞」の意味は、賞を受けることです。
賞を受ける側が用いる言葉となります。
賞を受ける側。
つまり、立場で言えば、賞を与える側よりも下の立場になり下から目線の言葉とも言えます。
また、「受賞」が賞を受けることを意味することから、「受賞式」は正しい言葉ではありません。
式典はあくまでも賞を授ける側が開催するものです。
その意味を踏まえると「受賞式」は間違っていることがわかります。
「授賞式」と「受賞式」の違い
「授賞式」と「受賞式」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ読み方を行い、「授賞」、「受賞」共に賞に関する言葉から混合し間違われやすい言葉ですが、それぞれ「授賞」と「受賞」の意味を踏まえることで、どちらが正しいのかということがわかります。
「授賞」の意味は賞を与えること。
一方、「受賞」の意味は賞を受けることです。
式典は賞を与える側が開催することになるため、正しい表記は「授賞式」だということがわかります。
「授賞式」の例文
・『授賞式の招待状が届き、初めて自分が賞を取った実感がわきました』
・『当社主催で授賞式を開催することになりました』
「受賞式」の例文
・『受賞の意味から考えると受賞式の漢字は間違っていることがわかる』
・『今まで授賞式を受賞式と間違って使用していました』
まとめ
「授賞式」と「受賞式」は、どちらも正しい言葉ではなく、以上のことから正しい表記は「授賞式」となります。
