この記事では、「怪しい」と「妖しい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「怪しい」とは?
疑わしい表情や動き見せることを「怪しい」【あやしい】といいます。
いつもと違った表情や行動を見せるので、周囲に「おかしい」と疑問を感じさせるのです。
また、不審でしっかりした足取りではなく、何か探しては歩いているように感じる動きも見られます。
使い方としては「怪しい動き」といって、周囲から疑わしいと思わせる行動を見せる場面で使うわけです。
「妖しい」とは?
人間の粋を超えて神秘的な雰囲気を漂わせる人の様を「妖しい」【あやしい】といいます。
妖艶な姿で通る人を惑わしてはその気にさせて店へ誘ったり、お金を出させる人もいるのです。
また、不思議な光を放つ美しさを見せる女性は艶かしく、男性を惹きつけては虜にする色気を放ちます。
男性の場合は「妖しい人」といえば女性を惑わす色気が全身から漂い、惹きつけて離しません。
「怪しい」と「妖しい」の違い
「怪しい」と「妖しい」の違いを、分かりやすく解説します。
疑わしいところが見られる人の様子を「怪しい」といい、不審な動きを見せます。
行動が定まらず、悪巧みする表情は周囲に不安感を与えるのです。
もう一方の「妖しい」は神秘を感じさせ、人を魅了して惹きつけるところが見られます。
その神秘的な表情や行動で周囲を惑わしては巧みに惹きつけて離しません。
また、人の心を惹きつけたり、魅了する者は異性をも惑わして洗脳するのです。
「怪しい」の例文
・『怪しい動きを見せる子供が近所に住んでいて不安になる』
・『家族が帰宅すると慌てた様子で部屋から出て行く妹が怪しい』
「妖しい」の例文
・『妖しい輝きを放つ石を拾った弟の様子を見て心配になる』
・『占い師と付き合う妹は妖しい目で人を見るようになった』
まとめ
読み方が同じ言葉ではありますが、行動が何か企んでいるように見えるか、人間離れした輝きを放つかの違いがあります。
どのような人に使えばいいか学んでみましょう。