この記事では、「愚問」と「失礼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「愚問」とは?
「愚問」は「ぐもん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「いちいち人に聞く必要もないつまらない質問」という意味です。
2つ目は、「自分の質問をへりくだって言う語」という意味です。
「愚問」の言葉の使い方
「愚問」は名詞・形容動詞として「愚問だ・である」「愚問を発する」などと使われます。
「愚」は「おろ(か)」とも読み「ばかな」「つまらない」「くだらない」「自分に関係する事柄につけて謙譲の意を表す語」という意味、「問」は「と(う)」とも読み「といただす」「たずねる」という意味、「愚問」で「つまらない質問」「自分の質問に対する謙譲語」になります。
「失礼」とは?
「失礼」は「しつれい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「他人に接する際の心得をわきまえていないこと」という意味です。
2つ目は「相手の元から立ち去る時に言う丁寧な表現」という意味です。
3つ目は「軽い謝罪の意味や、人に何かたずねる時などに使われる、呼びかけの言葉」という意味です。
「失礼」の言葉の使い方
「失礼」は名詞・形容動詞として「失礼だ・である」「失礼する・した」「失礼な人」などと使われます。
「失」は「うしな(う)」とも読み「なくす」「うせる」という意味、「礼」は「社会生活上守るべき行動の形式や、規範となる作法」という意味、「失礼」で「社会生活上守るべき言動や作法を欠いていること」になります。
基本的に、「相手への礼儀を欠いていること」から転じて、「相手が不快になる様な言動をすること」という意味で使われています。
「愚問」と「失礼」の違い
「愚問」は「つまらない質問」「自分の質問に対する謙譲語」です。
「失礼」は「社会生活上守るべき言動や作法を欠いていること」から転じて「相手が不快になる様な言動をすること」です。
まとめ
今回は「愚問」と「失礼」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。