この記事では、「ずばり」と「図星」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ずばり」とは?
物事の核心を正確に。
そして、単刀直入に指摘することを意味する言葉が「ずばり」です。
「ずばりと言い当てる」や「ずばり、○○でしょう」、「そのものずばりです」などといった形で使用します。
一般的に、このような意味で用いられる「ずばり」ですが、語源は包丁や刃物などで勢いよく切る際の擬音語になります。
ものを勢いよく切る際の擬音語として「ずばり」が用いられるようになり、その核心を突いた刃物の入れ方から現代の意味として広く使用されるようになりました。
「図星」とは?
目当てのところ、急所、人の指摘などがまさにそのとおりであることを意味する「図星」。
相手の思惑などが思ったとおりである際に「図星」を使用します。
「図星を指す」などといった形で使用され、語源は複数あるものの的の中心の黒い点から来ていると言われています。
「ずばり」と「図星」の違い
「ずばり」と「図星」の違いを、分かりやすく解説します。
「ずばり」と「図星」は似たような意味を持つ言葉です。
「ずばり」の意味は、物事の核心を正確に。
そして、単刀直入に指摘すること。
「図星」の意味は、目当てのところ、急所、人の指摘などがまさにそのとおりであることです。
つまり、「ずばり」は相手に考えや心に秘めていることを言い当てることを意味し、「図星」は相手の思惑などが思ったとおりであることを意味する言葉になります。
「ずばり」の例文
・『親友に私の今の気持ちをずばりと言い当てられ驚きました』
・『ずばり、好きですと思い切って告白した結果、成功しました』
「図星」の例文
・『彼女に図星を指摘され、気まずくなってしまいました』
・『親に図星を指された私は動揺を隠しきれませんでした』
まとめ
「ずばり」と「図星」の違いは以上です。
似たような意味を持つ言葉ですが、使用方法に大きな違いがあります。
そのため、その点に注意し使い分ける必要がある言葉になります。