「浮かばれる」と「報われる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「浮かばれる」と「報われる」の違いとは?違い

この記事では、「浮かばれる」「報われる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「浮かばれる」とは?

亡くなった人の魂が成仏し、無事あの世に飛んでいけたことを「浮かばれる」【うかばれる】といいます。

死んだ人の魂がいつまでもこの世に留まり続けては浮遊して「浮かばれない」と気の毒に感じますが、無事天国に行けた状態になれば「浮かばれて良かった」といい、残された家族は安心するのです。

このような意味から、「あなたのやったことは浮かばれた」と実行して良い結果に繋がったとき、良かったと思う気持ちを表します。


「報われる」とは?

苦労したり、辛い現実を頑張って乗り越えた結果、良いことが起きたとき心から安堵する状態を「報われる」【むくわれる】といいます。

時間も能力さえ犠牲にして、やってきたかいがあったと喜ぶ人の心情が見える言葉です。

例としては、今まで遊びもせず、勉強してきた自分の行動が実を結び、有名私立大学に入学できたとき「苦労して報われた」と使います。


「浮かばれる」と「報われる」の違い

「浮かばれる」「報われる」の違いを、分かりやすく解説します。

死んだ人の魂から霊魂が出て、あの世へ行けたとき「浮かばれる」といって遺族は安心します。

残された遺族が毎日心を込めて仏壇や墓に向って祈り続けたその良心的な心により成仏するのです。

このような意味から、人が苦痛に悶え苦しんでいる状態から開放されたとき「やっと浮かばれた」と伝えます。

もう一方の「報われる」は苦労しても最終的に結果が良かった場合、努力して良かったという自分の気持ちを伝える言葉です。

「浮かばれる」の例文

・『1年間ずっと練習してきた成果が試合に出て浮かばれる』
・『やっと土地が売れて、ご先祖様も浮かばれると感じた』

「報われる」の例文

・『人を騙さず、嘘をつかなかい人生はいつか報われる』
・『真面目に仕事して貯金する人の生き方は報われる』

まとめ

とても似ている意味を持つ言葉ではありますが、使い方に違いがあります。

どのように使えば意味をうまく伝えられるかに目を向けてみるといいでしょう。

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