この記事では、「游ぐ」と「泳ぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「游(およ)ぐ」とは?
「游ぐ」は「人や動物などが手足やヒレなどを動かして水面や水中を進むこと」や「前のめりになってよろめく」、「人がたくさんいる間をかき分けるようにして進む」、「世間をうまく渡る」、「遊里で遊びに夢中になる」という意味を表す言葉です。
「游」という漢字には「およぐ」や「あそぶ」、「遊びくらす」、「すさぶ」という意味が含まれています。
「游ぐ」の使い方
「游ぐ」は動詞として使われています。
「泳ぐ」とは?
「泳ぐ」は先述した「游ぐ」と同じく「人や動物などが手足やヒレなどを動かして水面や水中を進むこと」や「前のめりになってよろめく」、「人がたくさんいる間をかき分けるようにして進む」、「世間をうまく渡る」、「遊里で遊びに夢中になる」という意味を表す言葉です。
「泳」という漢字には「およぐ」、「およぐ」という意味が含まれています。
「泳ぐ」の使い方
「泳ぐ」は動詞として使われています。
「游ぐ」と「泳ぐ」の違い
「游ぐ」と「泳ぐ」は漢字の表記が違うだけで、どちらも全く同じ意味を表します。
ただし、「游ぐ」の表記が用いられるケースはほぼ皆無に等しく、一般的には「泳ぐ」の表記を用いるケースがほとんどです。
「游ぐ」の例文
・『海で游ぐ魚たちの姿を見ていると癒される』
・『子どもたちが川で游ぐ様子が目に入った』
・『人混みの中を游ぐようにして進んでいった』
「泳ぐ」の例文
・『刑事は目が泳ぐのを一瞬たりとも見逃さなかった』
・『大きなクジラが大海を泳ぐ様子を描いた絵を買った』
・『海で泳ぐ人々の姿は夏の風物詩だ』
まとめ
「游ぐ」と「泳ぐ」は漢字の表記が違うだけで、全く同じ意味を表す同義語ということでした。
ただし、「泳ぐ」が用いられるケースがほとんどであり、「游ぐ」を見かけることはほとんどないと言えます。