この記事では、「急がせる」と「急かす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急がせる」とは?
急がせるとは、早くさせるようにすることをいいます。
「いそがせる」と読み、「いそがす(急がす)」ということもあります。
自分ではない他の人に対し、早く行うように促すことを表しています。
自分が急ぐ場合には急がせるとはいいません。
「急ぐ」の未然形である「急が」に助動詞の「せる」が付いています。
「急かす」とは?
急かすは「せかす」と読み、催促して急がせることをいいます。
「せかせる(急かせる)」ということもあります。
「せかせる(急かせる)」の文語形が「急かす」になります。
自分ではない他人を急がせる場合に使用する言葉で、急ぐように促すという意味が含まれます。
「急がせる」と「急かす」の違い
「急がせる」も「急かす」も、自分以外の他の人に対し早くさせることをいいます。
そのため意味に違いはありません。
「急かす」には催促して急がせるという意味があるので、「催促する」というニュアンスが含まれています。
「急がせる」の場合にも早く行うように促すという意味があるので、催促するというニュアンスは含まれています。
ただし、「急かす」の方が「急がせる」よりも、「催促する」というニュアンスが強いです。
「急がせる」の例文
・『遅れているので納期に間に合うように急がせる』
・『急がせることでクオリティが低くなってしまわないか心配だ』
・『急がせるつもりはなかったが、結果的にそうなってしまった』
「急かす」の例文
・『あの人はいつも急かすので仕事がやりにくい』
・『どうしても来週までに間に合わさなければいけないので急かしてこよう』
・『そんなに急かすとミスが起こりやすくなる』
まとめ
「急がせる」と「急かす」の意味は同じで、自分ではない他人に早くさせることをいいます。
「急かす」の方が「急がせる」よりも催促するというニュアンスが強いです。
