刺身やたたきにして食べるカツオには「初ガツオ」と「戻りガツオ」があります。
2つのカツオはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「初ガツオ」と「戻りガツオ」の違いを解説します。
「初ガツオ」とは?
「初ガツオ」とは、「4月から5月にかけて水揚げされるカツオ」を指す言葉です。
「初ガツオ」の使い方
カツオには年に2回が漁期あります。
年2回のうち最初の漁期に当たる4月から5月にかけて獲れるカツオが「初ガツオ」です。
旬のはしりにあたるその年に入って初めて獲れるカツオであることから「初ガツオ」と呼ばれます。
初物を食べると75日寿命が延びるという言い伝えがあり縁起の良い食材として人気を集めるカツオです。
カツオが育つ時期には早くまだ餌を豊富に食べていないので脂は少ないもののしっかりと身が締まりカツオ本来の味わいを楽しめます。
「戻りガツオ」とは?
「戻りガツオ」とは、「9月から11月にかけて水揚げされるカツオ」を指す言葉です。
「戻りガツオ」の使い方
カツオは一箇所に定住しない回遊魚であり一定の周期で同じ場所へと戻ってきます。
カツオの漁期のうち後半に当たる9月から11月にかけては餌を求めて遠洋に出たカツオが戻ってくる時期にあたることからこの時期に獲れるカツオを「戻りガツオ」と呼んでいます。
餌を豊富に食べて育ったカツオなので身にしっかりと脂が乗っているのが特徴です。
「初ガツオ」と「戻りガツオ」の違い
「初ガツオ」と「戻りガツオ」の違いは「獲れる時期」です。
4月から5月にかけて獲れるのが「初ガツオ」、9月から11月にかけて獲れるのが「戻りガツオ」と区別されます。
「初ガツオ」はさっぱりしていて「戻りガツオ」は脂がのっているという脂のりの違いもあります。
まとめ
同じカツオでも獲れる時期によって「初ガツオ」と「戻りガツオ」と呼び方が変わります。
味も違うのでそれぞれに合わせた調理法で食べましょう。