この記事では、「純正ラード」と「調整ラード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「純正ラード」とは?
「純正ラード」とは豚の脂やそれが冷えて固まったものです。
脂肪は通常白く固まっていますが熱が加わると透明な油になります。
そして豚の脂を指す言葉がラードであり豚の脂身から取った油のみでできているものが「純正ラード」です。
動物の脂にはそれぞれ独特な香り成分が含まれていることも多く「純正ラード」も豚の脂特有の香りが風味付けの役割を果たします。
ただし「純正ラード」を使いすぎると油がくどいだけでなく香りが強くなりすぎて臭く感じられてしまうのがデメリットです。
「調整ラード」とは?
「調整ラード」とは豚の脂に植物油などを混ぜて豚脂の成分を薄めたものです。
豚の脂であるラードは独特の香りを含み他の食用油では出せない美味しさがあります。
ですが油を多く使う料理で混じりっけのない「純正ラード」を使うとその香りが疎ましくなるほど強くなりがちです。
そうならないために多めに使っても臭くならないよう他の油で豚脂の割合を調整したものが「調整ラード」になります。
「純正ラード」と「調整ラード」の違い
「純正ラード」と「調整ラード」の違いを、分かりやすく解説します。
豚の脂身からとれる豚の油脂だけで作られている食用油が「純正ラード」で、植物油など他の食用油を混ぜることで豚の油脂の濃度を調整したものが「調整ラード」です。
「純正ラード」は豚脂100パーセントで他の油はなにも混ざっていませんが「調整ラード」にどれだけ豚脂が含まれているかの割合はものによって違います。
まとめ
両者の違いはとても単純で豚の脂だけでできているのが「純正ラード」で、他の油を混ぜて調節したものが「調整ラード」になります。
「純正ラード」は独特の風味のある食用油ですが場合によってはその風味が邪魔になるのでそういう時には「調整ラード」の出番です。
