この記事では、「より」と「もっと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「より」とは?
「AよりBのほうが良い」といった形のように比較を表す「より」。
また、「父より娘へ」や「駅より車で10分」、「A君より勉強したほうが良い」といった形のように時間や出発点、空間の起点を意味する「より」。
このような意味で「より」は使用されます。
このように、「より」は対象が2つ以上の場合に対し使用される言葉になります。
「もっと」とは?
「もっと、暑くなるそうです」や「もっと、勉強を頑張りたい」など、事物の程度や状態がさらにその度を強めることを意味する「もっと」。
比較するものは以前の現象であり、現状と比較し使用される言葉になります。
「もっと、暑くなるそうです」の場合、今の暑さよりも暑くなることを意味し、「もっと、勉強を頑張りたい」の場合は、今よりも多く勉強することを意味します。
「より」と「もっと」の違い
「より」と「もっと」の違いを、分かりやすく解説します。
「より」と「もっと」を比べた場合、「より」は、AとBのように2つ以上の比較対象があって初めて使用することができる表現方法になります。
「AよりもBの方が簡単」といったように、2つの問題があり、そのうえで、どちらが簡単なのかを表す際に使用します。
一方、「もっと」の場合は現状と比較し使用される言葉になります。
「もっと、簡単」といったように、今あるものよりも簡単だということを表現する際に使用する言葉になります。
このように、2つ以上の対象があって使用する言葉なのか。
それとも、現状と比較し使用する言葉なのか。
そのような違いが2つの言葉にはあります。
「より」の例文
・『私はAさんより足が速くなりたい』
・『私は電車より車で行きたい』
「もっと」の例文
・『もっと、努力してプロとして活躍したいです』
・『もっと、自信を持って生きていきたいです』
まとめ
「より」と「もっと」には、以上のような違いがあります。