この記事では、「ゆっくり休んでください」と「ゆっくり休養してください」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゆっくり休んでください」とは?
病気や怪我した人を労い、心から心配する気持ちを込めて伝えるのが「ゆっくり休んでください」【ゆっくりやすんでください】です。
会社を風邪で休んでいる従業員に対して体を休ませて、完全に治るよう祈る気持ちを込めて電話で伝えます。
しっかり心身共に休ませてリフレッシュした上で出社して欲しいと、常に忙しく働きまわる取引先や従業員にも使われている言葉です。
「ゆっくり休養してください」とは?
休ませることに重点をおき、労いの言葉を伝える際に使うのが「ゆっくり休養してください」【ゆっくりきゅうようしてください】です。
養生という意味を込めた「養」を使っているところがより酷く疲れている相手を心配する気持ちが伝えられます。
例えば、感染症で数日間寝込んでいたり、重い病気で起き上がれない人に対して使って、しっかり治療に専念してもらいたい気持ちを伝えられるのです。
「ゆっくり休んでください」と「ゆっくり休養してください」の違い
「ゆっくり休んでください」と「ゆっくり休養してください」の違いを、分かりやすく解説します。
休日前に、1週間懸命に働いて頑張った従業員に対して同僚や部下が声をかけて労う際に使う言葉が「ゆっくり休んでください」です。
心から労う気持ちで相手が少しでも肩の力を抜いて休めるよう気持ちを伝えます。
もう一方の「ゆっくり休養してください」は治療に専念する人に対し、深い労いの気持ちを込めて「休んで欲しい」と伝えられる言葉です。
それだけ簡単には治らない病気であったり、怪我して治療する人に使います。
「ゆっくり休んでください」の例文
・『1週間ご苦労様でした。休日はゆっくり休んでください』
・『週末は無理をせず、ご自宅でゆっくり休んでください』
「ゆっくり休養してください」の例文
・『仕事のことは気にせず、ゆっくり休養してください』
・『順調に仕事は進んでおりますので、ゆっくり休養してください』
まとめ
ほぼ同じ意味を持つ労いの言葉を2つ取り上げましたが、「休んで」と「休養」を変えるだけで気持ちの深さに違いが出ます。
相手の症状を確かめてから使い分ければ、より労う気持ちが伝わるでしょう。