この記事では、「どうしたらいいですか」と「どういたしますか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どうしたらいいですか」とは?
どのような行動を話し手がとったらよいのか尋ねる言葉です。
「どう」は物事の方法や状態などをはっきりしないものとしてとらえる気持ちを表します。
どのように、どんなふうにという意味です。
「いい」は「よい」のくだけた言い方です。
「よい」には、差し支えない、支障ないという意味があります。
「か」は問いかけの意を表します。
この言葉は、どのような方法をとればよいのか、話し手がわからないときに使用をします。
たとえば、誤って商品を大量に仕入れてしまったとします。
この大量の商品にどのように対処すればよいのかわかりません。
自分では判断ができないので、どのように対処をすればよいのか他人に尋ねてみることにしました。
そのときに、このような言葉を使用します。
「どういたしますか」とは?
どのようにしたいのか相手の考えを尋ねる言葉です。
「いたし」は「する」の謙譲語・丁寧語です。
「ます」は敬意を表します。
この言葉は、たとえばいくつかあるもののうち、どれを選ぶのか尋ねるときに用います。
お客さまが靴を欲しがっています。
しかし、お客さまの足にあうサイズが店頭にありません。
取り寄せることは可能です。
そこで、取り寄せるか、取り寄せないかを尋ねてみました。
そのときに、このような言葉を使用します。
同じような意味の言葉に「いかがなさいます」があり、こちらの方が丁寧です。
「どうしたらいいですか」と「どういたしますか」の違い
「どうしたらいいですか」と「どういたしますか」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、どのような行動を話し手がとればよいのか尋ねるものです。
自分がどうしたらよいのかわからないときに用います。
後者は、相手の考えを尋ねるものです。
まとめ
一方は自分が何をしたらよいのかわからないときに使う言葉、もう一方は相手の考えを尋ねるときに使う言葉です。