この記事は、「であれば」と「ならば」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「であれば」とは?
前に話した内容を仮定した後、繋がるように展開する流れで使う言葉が「であれば」です。
使い方としては、「車の教習は30分後であれば早く移動したい」となります。
また、収入が減っているのであれば早急に手を打ち、利益が上がるように対策する必要があるわけです。
このように、ある話題を取り上げて、問題を定義するときどのようにするか具体的に取り上げる場面で使います。
「ならば」とは?
できればこのようにしたいと相手へ具体的に提案した内容を伝えるときの連語として使う言葉が「ならば」です。
動詞の「なる」と接続助詞となる「ば」を最後に付けた言葉であり、自分としてはできればこのようにしたいと具体的に実行するべきことを具体的に伝えるために用います。
主に、前に述べた話の結論を出す際繋がりを持たせて、結果を伝えるための言葉になるのです。
「であれば」と「ならば」の違い
「でれあば」と「ならば」の違いを、分かりやすく解説します。
どのような問題が起きたか取り上げるとき、その対策を考えて自ら伝える際に「であれば」を使います。
「であれば」の「ば」が付くと接続助詞である仮定になるわけです。
「台風で電車が遅れているのであれば宿泊しよう」と使うように、たいていは問題が起きたとき良い方へ導き出すため具体的な解決方法を考えます。
もう一方の「ならば」は前述につながる結論を伝えるとき使う接続詞です。
「ご飯がない」と聞いたとき「ならば出前を取ろう」となるように、いい解決方法を出します。
「であれば」の例文
・『風が強くなりそうであれば、早急に屋根の補修しておきたい』
・『会議が長引くようであれば、お弁当を頼んでおいた方がいい』
「ならば」の例文
・『強風への対策が必要ならば新素材の頑丈な窓を選びたい』
・『電気自動車にする必要性があるならば資料を取り寄せたい』
まとめ
前述に何を持ってきたかに目を向けて、場面によりどちらを使えばより意味が伝わる言葉になるか確かめて使い分けてみましょう。