「承りました」と「賜りました」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「承りました」と「賜りました」の違いとは?違い

日常的によくあるのが、何かちょっとしたことを頼まれることです。

こんな時、返事をする言葉は「承りました」というものです。

それでは、この「承りました」とはどういう意味でしょうか。

また、「賜りました」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「承りました」「賜りました」の違いを分かりやすく説明していきます。

「承りました」とは?

「承りました」とは、目上の人から何かを頼まれた時に使う言葉で、意味としては「分かりました」ということになります。


「賜りました」とは?

「賜りました」とは、目上の人から何かを頂いた時に使われる言葉です。

もともと「賜る」という言葉は「恩賜上野公園」に使われているように、天皇から何かをもらった時に使われる言葉でしたが、それが拡大されて使われています。


「承りました」と「賜りました」の違い

「承りました」「賜りました」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、何かをもらったときに使われ、ちょっとした読みの違いもありますが、意味はどう違うのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、何かの依頼を受け取った場合に使うのが「承りました」で、目上の人から何かをもらったときに使うのが「賜りました」ということになります。

したがって、何かをもらうという部分では同じなのですが、通常は形があるものが「賜る」で形がないものが「承る」というのが違いです。

「承りました」の例文

・『ご注文「承りました」
・『弊社へのご用命はしっかりと「承りました」

「賜りました」の例文

・『10周年の記念として時計を「賜りました」
・『ただいまご紹介「賜りました」

まとめ

この記事では、「承りました」「賜りました」の違いを、解説してきました。

ここまで解説してきたように、この2つは全く違う言葉です。

このようにほとんど同じ読みであっても全く違う意味になる言葉はたくさんあります。

例えば、「待っています」「深まっています」は全く違いますね。

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