この記事では、「じゃじゃ馬」と「お転婆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「じゃじゃ馬」とは?
もともとは、人になかなか慣れない馬のことを「じゃじゃ馬」と言っていました。
そのことから転じて、性質が激しく、わがままで好き勝手に振舞う女性のことを「じゃじゃ馬」というようになりました。
人の言うことを聞かずに自由に振舞う女性、人が制御しても無視して自分の思い通りに振舞う女性。
そのような女性に対し「じゃじゃ馬」という言葉を使用します。
「お転婆」とは?
「お転婆」には、若い女性が恥じらいもなく活発に行動すること、といった意味があります。
行動に慎みがない女性に対して用いられる言葉になります。
「恥じらいもなく」と聞くとマイナスイメージになりますが、「お転婆」の場合、活発、元気のいい子、といった意味で用いられる傾向があり、あまり悪い意味では用いられません。
「じゃじゃ馬」と「お転婆」の違い
「じゃじゃ馬」と「お転婆」の違いを、分かりやすく解説します。
似たような意味として使用されていることの多い「じゃじゃ馬」と「お転婆」ですが、それぞれが持つ意味には違いがあります。
「じゃじゃ馬」は性質が激しく、わがままで好き勝手に振舞う女性のこと。
「お転婆」は若い女性が恥じらいもなく活発に行動することを意味します。
また、この2つの言葉を比較した場合、「じゃじゃ馬」はマイナスイメージで使用されることが多い言葉に対し「お転婆」はプラスイメージで用いられる傾向があるといった違いがあります。
「じゃじゃ馬」の例文
・『自分の思い通りにならないとすぐに暴れ出すじゃじゃ馬にはコリゴリです』
・『子どものころ、じゃじゃ馬娘と言われていた子が大人になると清楚な女性になりました』
「お転婆」の例文
・『お転婆娘だった娘も高校生になり、随分、女性らしくなりました』
・『親戚の娘がお転婆で、毎回、障子を破らないか冷や冷やします』
まとめ
以上のように、似たような意味を持つ言葉でも、それぞれの言葉が持つイメージに違いがあります。