「執務」や「業務」は仕事を表す言葉であり、様々な場面で使うことが可能です。
この記事では、「執務」と「業務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「執務」とは?
「執務」とは仕事の中でも事務仕事を示す言葉です。
この事務仕事を専門的に行う場所は「執務室」と呼ばれています。
この言葉に使われている「執」は取りおこなうことや、扱う、こだわる、捕まえることを表す意味があります。
「執務」の類義語には「執事」がありますが、こちらは身分の高い人や寺社において様々な事務や家事を担当する人を表す言葉です。
「業務」とは?
「業務」とは毎日継続して行う仕事や商売、事業を表す言葉です。
「業務」はそれぞれの仕事によって内容が違いますが、基本的に継続や反復して行う仕事を表す言葉です。
日々の仕事に関する連絡を表す言葉には「業務連絡」があり、こちらは仕事中の呼び出しから社内のコミュニケーションなどを示します。
日々の仕事の記録を表す言葉には「業務日報」や「業務日誌」があり、1日の業務の結果や内容、それを踏まえた反省点などを記述して共有するために作るのが特徴です。
「執務」と「業務」の違い
「執務」は「業務」の一種であり、主に事務作業を表す時に使います。
「業務」は毎日繰り返し行う仕事や商売、事業を示す言葉であり、多くの人がこれに従事しています。
「業務」はしっかりとした報連相することが大切になります。
「執務」の例文
・『執務室には最新のコピー複合機が置いてあり、毎日様々な書類を印刷しています』
・『彼は手際よく執務をこなしてくれるので、とても頼りになる』
「業務」の例文
・『業務中の事故に関してはくれぐれも注意してください』
・『業務スーパーはボリューム満点な商品が多いので、最近はよく通っています』
まとめ
「執務」は事務仕事を表す言葉であり、「業務」の一種に分類されています。
「業務連絡」や「業務日報」は仕事をする上で欠かせないものとなっています。
