この記事では、「ムササビ」と「ヤマネ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ムササビ」とは?
ムササビとは、ネズミ目リス科ムササビ属に属する生き物のことをいいます。
ムササビは日本の固有種で、ノブスマやバンドリ、オカヅキ、モマ等の名前で呼ばれることもあります。
長い前足と後ろ足の間に膜があり、その膜を使って滑空することができます。
本州や九州、四国などに生息しており、山地や森林に棲んでいます。
夜行性で、木の実や樹皮、果実、若葉などを木の上で食べています。
フクロウやタカといった猛禽類が天敵です。
「ヤマネ」とは?
ヤマネとは、ネズミ目ヤマネ科に属する生き物のことをいいます。
ヤマネも日本の固有種で、本州や四国、九州、島後などに生息しています。
森林に生息していて、身軽なので枝の間を跳躍によって飛び移ることができます。
膜はないので滑空することはできません。
夜行性で、雑食ですが肉食に近いといわれています。
昆虫を食べることが多く、鳥の卵を食べることもあります。
また、果実を食べたりもします。
ヤマネは、丸まって冬眠するよ雄からマリネズミやコオリネズミと呼ばれることもあります。
「ムササビ」と「ヤマネ」の違い
ムササビもヤマネも日本の固有種で、山地や森林に棲んでいます。
どちらもネズミ目ですが、ムササビはリスの仲間でヤマネはネズミの仲間になります。
ムササビとヤマネの違いは、前足と後ろ足の間にある膜の有無です。
膜があるのがムササビで、それにより滑空することができます。
ヤマネには膜がないので滑空することはできませんが、体が軽くて身軽なので跳躍によって木を移動することはあります。
ヤマネが跳ぶ様子は、空を飛んでいるようにも見えます。
まとめ
ムササビとヤマネの違いは、膜を持っているかどうかにあります。
膜を持っていて滑空することができるのがムササビで、ヤマネは膜がないので滑空することはできません。