ひと昔前のJ-POPの楽曲に関する批評として、「ポップでキャッチーな曲は若者に刺さるでしょう」のようなものがありました。
今ではそれほど使われることはなくなりましたが、この「キャッチー」とはどういう意味でしょうか。
また、「ポップ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「キャッチー」と「ポップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャッチー」とは?
「キャッチー」とは、英語の「catchy」をカタカナ表記したもので、音楽や文学作品などが、人々の印象に残りやすい、あるいは刺さりやすいということを意味する言葉です。
「ポップ」とは?
「ポップ」とは、英語の「pop」をカタカナ表記したもので、元々は大衆受けすると言う意味の単語です。
その後、「明るい」というニュアンスが強くなっています。
「キャッチー」と「ポップ」の違い
「キャッチー」と「ポップ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、魅力的な作品に対して褒め言葉として使われるものですが、根本的に意味が違います。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、耳や心に届きやすい特徴を持つものを「キャッチー」、多くの人たちに愛されるような明るいものを「ポップ」と考えて問題ないでしょう。
これらは元々英語の表現からきていますが、日本語として定着する中で、本来の意味からは若干ずれてきています。
「キャッチー」の例文
・『「キャッチー」なメロディーは誰でも口ずさめるものです』
・『このアーティストが作った曲は歌詞の中の単語の選び方が「キャッチー」です』
「ポップ」の例文
・『「ポップ」なメロディーは多くの人たちをハッピーにするでしょう』
・『「ポップ」であれば思想がないというのは一方的な見方に過ぎません』
まとめ
この記事では、「キャッチー」と「ポップ」の違いを、解説してきました。
このどちらの言葉もポジティブな意味で使われていますが、すでに「昔っぽい」という印象は持たれているようです。
しかし、今でも「キャッチー」で「ポップ」な曲はヒットする条件として間違ってはいないと考えられます。