「始める」と「し始める」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「始める」と「し始める」の違いとは?違い

この記事では、「始める」「し始める」の違いを分かりやすく説明していきます。

「始める」とは?

自分からこれをやりたいと思って新しく物事に取り掛かることを「始める」【はじめる】といいます。

「壁の掃除を始める」というように、その日まだ実行していない作業に取り掛かり、物事を進めるための行動を指す言葉です。

「食べ始める」は食事を開始する行為に焦点を当てる言葉となり、自らの考えを持ってやるべきことを考えて実行する行為という意味になります。


「し始める」とは?

今から「読み書きをし始める」というように、自分がやる行為を指す動詞に使う名詞として使える言葉です。

「体操し始める」といえば今から自分が身体を動かすため行動に取り掛かるという意味になります。

他にも「懺悔し始める」なら人に悪い行為した後、振り返っては自分が人を精神的に傷つけたことを反省する気持ちへ移行しつつある段階を指すのです。


「始める」と「し始める」の違い

「始める」「し始める」の違いを、分かりやすく解説します。

自らがするべきことを開始する気持ちを表す言葉が動詞の「始める」です。

使い方は、自分が何をするか具体的に取り上げて、新しく物事に取り掛かるとき使います。

もう一方の「し始める」は自分がやりたいと思うことに取り掛かろうとする段階を指す言葉です。

「洗濯し始める」というように、今まさに洗い物をするため洗面所へ行き、どのコースを選んで洗えばいいかを考えて、洗濯槽に汚れた服を入れる前の自分の行動を指します。

主に、先に取り上げた動作を進める行為を表すために使う言葉です。

「始める」の例文

・『彼女が来るので、急に部屋の片付けを始める弟だった』
・『明日から3週間行なわれる舞台の準備を出演者総出で始める』

「し始める」の例文

・『子供部屋に行くと、息子がちょうど勉強をし始めるときだった』
・『犬を呼んでも来ないので、台所を見ると食事し始める最中だった』

まとめ

同じように物事を開始する行為を伝えるとき使う言葉を2つご紹介しました。

行動のタイミングを見て使い分けてみるといいでしょう。

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