070以前のPHSの番号を覚えている人は希少?
この記事では、携帯電話番号「070」と「080」の違いを分かりやすく説明していきます。
「070」とは?
バブル崩壊後の日本でポケベルに取って変わる形で女子高生に浸透していった“ピッチ”ことPHSに割り当てられていた番号として覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
1995年にサービスを開始して以降90年代を象徴するコミュニケーションツールとして活躍。
当初は「050」と「060」で始まる電話番号でスタートしたPHSも1999年の電話番号11桁化に伴い「070」が割り当てられれるようになりました。
しかし皮肉な事にミレニアムの声を聴く頃にはブームは終焉を迎え、事業者自体も軒並み撤収していく事になりました。
その後電話番号の不足が顕著化。
2013年11月1日以降「070」の携帯電話番号への付与が一部解禁。
2014年の携帯とPHSの相互MNPにより全解禁されて現在に至ります。
「080」とは?
「080」は比較的導入が遅かったのは言うまでもありません。
携帯番号11桁化以降の2002年に導入された番号です。
「090」よりは導入が約2年遅かったもの15年後の2017年にはほぼフルマーク。
「070」とともにかつてPHSで使われていた「060」の解禁導入が検討されました。
当時は見送りされたもの当初の番号の逼迫予想時期が来年度に迫っている事もあり動向が注目されます。
「070」と「080」の違い
「070」と「080」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は1999年の携帯電話番号11桁化の際にPHSに割り当てられた番号です。
2000年を過ぎるとPHSは事業者の撤退も相次ぎ、市場は縮小。
そんな折の2013年11月に携帯電話番号の不足による逼迫化に伴い、順次2014年春までに番号を解放する事になりました。
「080」は携帯電話番号として使われはじめたのは携帯電話番号11桁化から3年経過した2002年と導入は遅め。
しかし携帯電話の爆発的な普及や0円携帯等の抱き合わせ商法、PHSの衰退などもあり、2017年春には空き番号がなくなる状況下に陥りました。
まとめ
「070」はPHSの番号であるが、当初「050」と「060」の7桁だったのを覚えている方は少なく、1999年の供用開始だったのを知っている人も少ないと言えるでしょう。
その後2013年秋から2014年春にかけて番号不足の顕著化により、携帯電話に番号が順次解放されました。
「080」は当初から携帯電話に割り当てられた番号だった事もあり、「070」より埋まりが早く2017年春にはほぼ空きが無くなっています。