「安物買いの銭失い」と「安物買いの銭乞食」の違いとは?分かりやすく解釈

「安物買いの銭失い」と「安物買いの銭乞食」の違いとは?違い

この記事では、「安物買いの銭失い」【やすものかいのぜにうしない】と「安物買いの銭乞食」【やすものかいのぜにこじき】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「安物買いの銭失い」とは?意味

安く買えるものは品質が悪いためすぐ壊れるので、修理に出してお金を失うという意味があるのが「安物買いの銭失い」【やすものかいのぜにうしない】です。

言葉の由来は、江戸いろはかるたの中にあることわざの「安物買いの銭失い」で、安い家具を買ってきたらすぐに引き出しが抜けなくなり、使い物にならず、結局は新しいものを買うはめになってしまったところから生まれた言葉です。

このことから、安物ばかり買うのは避けた方がいいという教訓になります。


「安物買いの銭乞食」とは?意味

安いからと何枚も服を買いあさったり、物を買っているとお金がなくなるという意味があるのが「安物買いの銭乞食」【やすものかいのぜにこじき】です。

安いものはすぐ駄目になるので損することになり、つまらない物ばかり買っているとお金を失い、そのうち人に恵んでもらって生活するはめになります。

バーゲン品であっても何十枚と買えば貯金は減り、そのうち生活に支障をきたすようになり、気が付けば生活するお金まで減らし、毎日の生活が人並みにできなくなるというお粗末な結果が待っているのです。


「安物買いの銭失い」と「安物買いの銭乞食」の違い

「安物買いの銭失い」「安物買いの銭乞食」の違いを、分かりやすく解説します。

服も安く買えたはいいですが、すぐ切れる質の悪いものはまた買い直し、靴も底がとれて新しいものを買うはめになるので、結局は高く付いてしまいます。

そのため、お買い得品とうたっているものや、すごく安い商品には気をつけろと忠告するとき使われています。

もう一方の「安物買いの銭乞食」は、安い物であっても買いすぎればお金を失っていき、気が付けば人にお金を借りなければ生活ができなくなる状態に陥るわけです。

「安物買いの銭失い」の例文

・『バーゲン品ばかり買いあさっている妹は、安物買いの銭失いである』
・『安物買いの銭失いの兄に、中古の車よりも新車を買うことを進めている』

「安物買いの銭乞食」の例文

・『安い物ばかり買う弟に、そのうち安物買いの銭乞食になると注意した』
・『安物買いの銭乞食のように、人にお金をたかる彼氏に嫌で別れた』

まとめ

銭失いは安い物を買っても質が悪いのですぐだめになって結局は高くつくという意味があり、銭乞食は安物ばかり買っているとお金を失うと覚えておくといいでしょう。

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