「希望します」と「希望したく存じます」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「希望します」と「希望したく存じます」の違いとは?違い

この記事では、「希望します」「希望したく存じます」の違いを分かりやすく説明していきます。

「希望します」とは?

相手に対して望む気持ちを伝えるために使う言葉が「希望します」【きぼうします】です。

例えば、「音が響きやすい席を希望します」と伝えれば、チケットを販売する店側が配慮してくれるのです。

自分が熱望するときは「社長からの電話を希望します」とお願いして、実現させて欲しい気持ちを伝えます。

主に、部下が上の者に対してお願いする際に、心から希望する気持ちを伝える言葉です。


「希望したく存じます」とは?

自分がこうあるといいと相手に強く望み、丁寧に敬語で伝えるとき使う言葉が「希望したく存じます」【きぼうしたくぞんじます】です。

相手に「こうして欲しい」と思う気持ちを「存じます」と言い換えて、より丁寧な尊敬語にして伝えます。

目上の人に対して失礼なく使える言葉として使われ、「海外への転勤を希望したく存じます」といかに自分がやってみたいか具体的に上司へ伝えるわけです。


「希望します」と「希望したく存じます」の違い

「希望します」「希望したく存じます」の違いを、分かりやすく解説します。

「今度は森側を希望します」というように、自分が望む内容を具体的に伝えるとき使う言葉です。

宿泊施設に対し、自分がどういった部屋に泊まりたいか具体的に伝えられる言葉であり、チケットを買う、電車の席を予約するなどはっきり要望を伝えます。

もう一方の「希望したく存じます」「希望します」よりもかなり改まった言い方であり、社長や会長といった上の立場である人に失礼なく自分の要望を伝えるために使うわけです。

「希望します」の例文

・『新しいお風呂場には性能が良い暖房機を希望します』
・『慰安旅行は青森まで行く寝台列車の旅を希望します』

「希望したく存じます」の例文

・『会長と2人きりで会話ができるよう希望したく存じます』
・『社長の意見も取り入れてもらえるよう希望したく存じます』

まとめ

相手へ同じように望む気持ちを伝えられる言葉ですが、どのような人へ使うかよく考えてから使い分ける必要性があります。

失礼がないように使い分けて、希望する旨を伝えてみましょう。

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