「幾星霜」と「刹那」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「幾星霜」と「刹那」の違いとは?違い

この記事では、「幾星霜」「刹那」の違いを分かりやすく説明していきます。

「幾星霜」とは?

「幾星霜」「いくせいそう」と読みます。

意味は苦労を経た上での長い年月です。

単に長い年月ではなく、それまでの過程で苦労していること、その時を待ち望んでいたこと、その時まで耐え忍んできた、といったニュアンスを含む言葉になります。

言い換えれば、「幾年月」や途方もなく長い歳月を意味する「悠久の時」などになります。

使い方は「幾星霜を経て」「幾星霜の今日も」などです。


「刹那」とは?

「刹那」「せつな」と読みます。

意味は極めて短い時間、瞬間です。

仏語では時間の最小単位が「刹那」となります。

ほんのわずかな極めて短い時間が「刹那」になります。

言い換えれば、「瞬間」「一瞬」「短時間」「束の間」などとなり、対義語は「永劫」「劫」です。

使い方は「刹那的」「刹那主義」などです。


「幾星霜」と「刹那」の違い

「幾星霜」「刹那」の違いを、分かりやすく解説します。

「幾星霜」は長い年月。

ニュアンス的には苦労を経た上での長い年月を意味します。

一方、「刹那」は極めて短い時間、瞬間です。

このことから、「幾星霜」「刹那」には対義語関係があることがわかります。

「幾星霜」は様々な苦労を経た上での長い月日を意味するため、その時を待ち望んでいた、その時まで耐え忍んできた、といった意味があります。

一方、「刹那」の場合は、そのような苦労や考える暇もない瞬間を意味します。

このように、全く異なった意味を持つ言葉になります。

「幾星霜」の例文

・『幾星霜を経て再会した実母とは言葉では言い表せない気持ちになりました』
・『幾星霜の今日も幸せなことに感謝します』

「刹那」の例文

・『彼女の刹那的な考えにはついていけない』
・『彼の刹那主義な考えは非常に危険です』

まとめ

「幾星霜」「刹那」には、以上のように対義語関係が存在します。

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