「取りに行く」と「もらいに行く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「取りに行く」と「もらいに行く」の違いとは?違い

「取りに行く」「もらいに行く」では具体的にどのような意味の違いがあるのでしょうか。

この記事では、「取りに行く」「もらいに行く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「取りに行く」とは?

「取りに行く」とは、「受け取ることを目的にそのものがある場所まで移動すること」を意味する言葉です。

取ることを目的に対象物がある場所に向かうことを意味します。

「取る」は多くの意味で使われる言葉ですが「取りに行く」の場合は品物の入手の意味で使われています。

品物を受け取って入手するピックアップを目的にそこまで行くことを示す表現です。


「もらいに行く」とは?

「もらいに行く」とは、「品物を譲り渡されることを目的に所有者がいる場所まで移動すること」を意味する言葉です。

相手が所有している品物を譲り渡され自分の所要物にすることを「もらう」といいます。

「もらいに行く」はもらうことを目的にそこまで行くことを意味する言葉で、一般的には所有権の移転を伴う受け取りを実現するため相手のいる場所に向かうことを指す表現です。

行く側の目的に重きを置いた表現なので相手の都合は考慮されていません。

すでにもらう約束がある状態で行く場合以外に、もらえることを期待し約束していない状態で所有者を訪ねる行為も「もらいに行く」と表現します。


「取りに行く」と「もらいに行く」の違い

「取りに行く」「もらいに行く」の違いを、分かりやすく解説します。

「取りに行く」「もらいに行く」の違いは「相手の有無」です。

「取りに行く」は車や教科書など取られるものと取る人との関係性で成り立つ表現なのに対し「もらいに行く」はくれる人ともらう人で成り立つ人同士の関係性を示しています。

「取りに行く」は自宅に忘れ物を取るために向かうなど行く先に人がいない場合でも使えますが「もらいに行く」はくれる人がいないと成立しないので相手が存在しない場合は使えません。

「取りに行く」の例文

・『車の鍵を取りに行く』
・『予約していた本を取りに行く』

「もらいに行く」の例文

・『小遣いをもらいに行く』
・『おすそわけをもらいに行く』

まとめ

「取りに行く」「もらいに行く」はよく似た意味の言葉ですが相手の有無で区別します。

どのような形で品物を入手するのかに注目して使い分けてください。

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