この記事では、「もうすぐ」と「まもなく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もうすぐ」とは?
もうすぐとは時間や距離を表す言葉で、そう遠くない近い未来のことを表現しています。
「もう」と「直ぐ」が組み合わさった言葉です。
どのくらいの距離や時間かというのは、状況によって変わってきます。
例えば、「もうすぐ電車が来る」と言えば数分後のことを「もうすぐ」と表現していますが、「もうすぐ春が来る」と言えば数日から数週間後を表していることが多いです。
「まもなく」とは?
まもなくとは、基準となる時点からあまり時間がたたないうちにという意味です。
漢字では「間も無く」と書くので、時間がさしてたたない様子を表しています。
まもなくの場合には基準となる時点が今とは限らないため、過去や未来を基準にして使用する場合もあります。
「もうすぐ」と「まもなく」の違い
もうすぐもまもなくも近い未来を表す言葉ですが、基準となる時点に違いがあります。
もうすぐの「もう」は今を基準としているので、過去や未来を基準にして使用することはできません。
まもなくの場合には、過去や未来を基準にすることもできます。
例えば、「Aさんが到着してまもなくBさんも到着した」という場合、Aさんが到着した時点が基準となっています。
「Aさんが到着してもうすぐBさんも到着した」とはいいません。
「もうすぐ」の例文
・『もうすぐミュージカルの幕が開く』
・『もうすぐ新しい生活が始まるのでワクワクしている』
「まもなく」の例文
・『彼女がやってきてまもなく事務所の閉鎖が決まった』
・『まもなく受付が終了するので急ぎましょう』
まとめ
もうすぐとまもなくはどちらも近い未来のことを表していますが、基準となる時点に違いがあります。
もうすぐは今を基準にしています。
それに対してまもなくは、今だけではなく過去や未来も基準にして用いることがあります。